本因坊第十世烈元の書状と生家伝来の碁盤
市指定有形文化財(歴史資料)幸手市郷土資料館
当該資料は、本因坊第十世烈元の生家に伝えられたものです。
まず、烈元の書状は、同家の襖の下張り文書群から発見されたもので、内容から烈元が生家である澤村家の家人に送ったものです。
次に碁盤は、元文4年(1739)の墨書銘があり、その大きさも江戸時代の本因坊たちゆかりの碁盤と比較しても同程度の規格を有するものです。
このように、当該資料は、本因坊第十世 烈元と幸手との歴史的な関係を表す貴重な文化財であり、墓石を除き、烈元の書状と碁盤以外に烈元にかかわる資料は現在市域では確認されておらず、希少性があり重要で、長く保存し活用すべき歴史資料です。


更新日:2025年03月30日