浜田得一撮影幸手町記録写真集

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更新日:2025年03月30日

市指定有形文化財(歴史資料)幸手市郷土資料館

浜田得一撮影幸手町記録写真集は、次の5冊で構成されています。
1.『幸手町ところどころ 昔のすがた写真集』(一)~(三) 3冊
2.『関東大災害記録写真集 幸手町編』 1冊
3.『大正十年頃のふるさとの風景記録 幸手町編』 1冊
作成者の浜田得一氏は、明治33年(1900)上高野村〈現南1丁目〉に生まれました。大正時代の初期から写真を趣味としてはじめ、家業に精励しながら独学で技術を高めていきます。
その後、幸手町の佐藤写真館主人の佐藤百次との交流を深め、清光会の設立に関わります。このように、終生アマチュア写真家として写真技術の研鑽に精力を傾け、平成元年(1989)に亡くなりました。
1.は、昭和48年(1973)の幸手町立中央公民館の落成を機に作成されたもので、「昔のすがた写真展」が8日間、展示公開されています。大正から昭和に撮影された町の風景のほか、災害時の写真も含まれています。
2.と3.は昭和59年(1984)2月と3月に当時84歳であった浜田得一氏が作成したものです。
写真集に収録された写真は、上高野村や幸手町の風景をはじめ、大正12年(1923)の関東大震災や、昭和22年(1947)のカスリーン台風による大水害の被災状況のほか、昭和の町村合併記念、権現堂川や権現堂桜堤など、浜田得一氏自身が写真によって切り取った大正から昭和時代の市域の記録です。
これら往時の幸手を写した写真の数々は、今や幸手の歴史を物語る貴重な記録です

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