本因坊第八世伯元の墓石

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更新日:2025年01月09日

市指定有形文化財(歴史資料)大字天神島

伯元は、天神島の出身で、小崎(尾崎)元右衛門の子として享保11年(1726)に生まれた。15歳のとき、囲碁の本因坊第7世・秀伯の弟子となり、間もなく寛保元年(1741)に跡を継いで第8世となった。
しかし、宝暦4年(1754)に病気のため、弟子の察元に跡目を譲ると、すぐに亡くなった。
碁格は6段。墓石は天神島の共同墓地内の尾崎家墓所にある。表面に「妙法本因坊伯元日浄」と刻まれ、右肩に小さく「御碁所」とあるが、伯元は碁所に就いていない。また、右下には「丸山本妙寺葬」と刻まれ、現在東京都豊島区巣鴨にある本妙寺が、当時は本郷丸山町にあったことがわかる。このことから、市域で確認された伯元の墓石は、分骨かその供養のために建立されたものとみられる。

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