本因坊三代と子ども囲碁大会

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更新日:2020年06月02日

 幸手市域からは、江戸時代の囲碁の本因坊家第八世「伯元」、第九世「察元」、第十世「烈元」と三代続けて本因坊を輩出しています。2003年3月「察元」の墓石が発見されて以降、「伯元」、「烈元」の墓石が続けて確認されました。
 こうした世に名高い本因坊の遺蹟が、一市域内で相次いで確認されたことは全国的にも他に類例がなく、墓石が発見されるごとに囲碁文化は幸手市の誇るべき地域資源と理解されていきました。

子ども囲碁大会

これを契機に、市では囲碁にちなんだ事業を実施しており、その一つが、平成19年度に市内各小学校での学校囲碁指導員による囲碁クラブの立ち上げです。学校によって実施方法は多少異なりますが、ボランティア指導員のみなさんが熱心に指導を続けられ、多くの児童に囲碁の面白さが広がってきています。
 また、幸手市文化祭事業の一環として実施している「子ども囲碁大会」は2007年11月に初めて開催して以来、平成23年度で5回目を迎えました。2011年11月19日(土曜日)に開催した第5回大会には、50名に及ぶ児童・生徒が熱戦を繰り広げました。

 このような事業をとおして本因坊を三代続けて輩出したという郷土幸手の歴史と文化の豊かさを、多くの子どもたちが理解し、楽しみながら伝統文化に触れてもらいたいと思っています。もしかすると、将来プロ棋士が誕生するかもしれませんね。

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