(仮称)郷土資料館の整備
教育委員会では、市から移管を受けた旧幸手准看護学校(幸手市大字下宇和田)の校舎を活用し、新たに資料保存と公開を行う郷土資料館の整備に着手することになりました。
市が所有する文化財や歴史的資料、歴史的公文書を一元的に保存・管理し、資料やこれまでの調査、研究の成果を公開する郷土資料館に文書館の機能を加えた施設として整備する構想です。
整備を予定しているのは、鉄筋コンクリート3階建ての本館と、鉄骨2階建ての別館の2棟ですが、ここで資料の展示や閲覧、整理・保存という資料館の基本的な機能に加え、施設のバリアフリー化にも取り組む予定です。
これに先立ち、2月には、この施設へ、市内の2施設に分け保管してきた古文書や歴史的公文書など歴史的資料の運び入れが完了し、一括管理をできるようにしました。

現在、市が所有・保管する歴史的資料の多くは、昭和63年度から15年間にわたり実施した市史編さん事業で収集したものが中心となっています。
今後、幸手市の貴重な歴史を物語るこれらの資料を一般公開し、市民のみなさんの学習に利用していただき、また、児童・生徒の郷土学習にも役立つよう準備を行い、市の歴史を確実に後世に伝えていくことを目標とし、郷土資料館の準備を進めていきます。
【お知らせ】
この記事の掲載後、施設改修工事や展示物製作工事等を実施し、平成30年10月23日に幸手市郷土資料館が開館しました。
更新日:2020年07月19日