アマチュア写真家浜田得一撮影幸手町記録写真集 ―大正・昭和のふるさとの風景―

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更新日:2023年05月02日

浜田得一氏(故人)は、大正時代から昭和時代にかけて撮影したふるさと幸手の風景写真集、『幸手町ところどころ 昔のすがた写真集(一)~(三)』と『関東大災害記録写真集 幸手町編』、『大正十年頃のふるさとの風景記録 幸手町編』の合計5冊を制作しました。

写真集に収録された写真は、上高野村や幸手町の風景をはじめ、大正12年(1923)の関東大震災や、昭和22年(1947)のカスリーン台風による大水害の被災状況のほか、町村合併記念、権現堂川や権現堂桜堤など、浜田得一氏自身が写真によって切り取った大正から昭和時代の市域の風景記録です。

幸手市教育委員会は、これらの写真集を、今や幸手の歴史を物語る貴重な記録であり、文化遺産として重要で長く保存し活用すべき重要な歴史資料であることから、令和4年3月、市指定有形文化財に指定しました。

浜田得一氏は、明治33年(1900)上高野村(現 南1丁目)に生まれています。大正時代の初期から写真を趣味としてはじめ、家業に精励しながら独学で技術を高めていきます。そして、幸手町の佐藤写真館主人の佐藤百次との交流を深め、清光会の設立に関わるほか、埼玉県東部地域のアマチュア写真家との交流を通じて、自身の活動の場を広げていきました。

郷土資料館では、現在市指定文化財となった5冊の写真集を紹介する特別展を開催しました。あわせて終生アマチュア写真家として写真技術の研鑽に傾け、平成元年に88歳で永眠された浜田得一氏の生涯と作品についても展示しました。

(展示は終了しています)

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