「ALCC東京学院に関するQ&A」について(令和7年1月:追加番号16~18)

ページ番号 : 14026

更新日:2025年02月05日

吉田幼稚園の跡地利用の優先交渉権者であるALCC東京学院について、市民の皆様などから寄せられた質問で、これまで多かった内容を以下のとおりまとめました。
回答はALCC東京学院に聞き取りした内容となっています。

Q&A
番号 質問 回答

1

「ALCC 東京学院」はどのような事業をしているのでしょうか。      留学生に日本語を教える「日本語学校」(本校:足立区)です。
また、令和5年度に栃木県にある小学校跡地(1校)を購入しており、日本語学校として活用するために整備を行っています。
※ALCC東京学院は法務省の*告示校として出入国管理庁から許認可を得ているだけでなく、*適正校としても選定されています。
*告示校とは、法務省(出入国在留管理庁)が定めた基準を満たした日本語学校です。
【出入国在留管理庁:告示された日本語教育機関等(P10 )】
https://www.moj.go.jp/isa/policies/bill/nyukan_nyukanho_ho28-2.html
*適正校とは、留学生の適正な管理が年間を通じて行われており、行方不明や退学者が総学生数の5%以下である場合に法務省(出入国在留管理庁)から「適正校」に選定されます。
2 「ALCC」はどういう意味でしょうか。 ALCCは、「Asia=アジア」、「Language=言語」、「Culture=文化」、「College=学校」の頭文字をとった略語になります。
3 留学生が日本語を学ぶ目的は何でしょうか。 学生の約8割は日本国内の国公立大学・大学院への進学を希望しています。残りの約2割は日本国内で就職を希望しています。
旧吉田幼稚園に通学する学生は、日本国内で就職を希望する学生です。
4 旧吉田幼稚園では、どのような活用を計画しているのでしょうか。 日本国内で就職を希望する学生に対し、*特定技能の「農業」や「介護」などについて、専門用語や簡単な実習を行うために活用したいと考えています。
学習期間は3か月としており、全体の使用スケジュールは4月~6月、10月~12月の計6か月で、それぞれ最大60人程の学生が通学する予定です。
そのほか、施設内に設ける図書館や地域イベント、グラウンドゴルフなどで校舎、校庭を一般開放します。
なお、管理人は1年を通じて常駐する予定です。
*特定技能についてhttps://www.moj.go.jp/isa/applications/ssw/nyuukokukanri06_00103.html
5 廃校は都内にもあるのに、どうして幸手市の旧吉田幼稚園を希望しているのでしょうか。 本校から目の届く範囲内で、比較的規模の小さな施設を探していました。幸手市は本校(足立区竹ノ塚)と同じ東武線沿線で、旧吉田幼稚園は他の廃校と比べて建物規模が小さく、農業の実習としても環境的に優れているため、旧吉田幼稚園を希望しました。
6 「売却」を希望されていますが、なぜ「賃貸」では難しいのでしょうか。 建物の耐震工事やその他の整備に多額の経費が必要となりますので、資金調達等の観点からも土地及び建物については自己所有を希望します。また、「日本語教育機関の告示基準」にも校地及び校舎は原則、自己所有とすることが明記されていることも売却を希望する理由です。

7

学校法人化を目指しているとききましたが、どのような内容でしょうか。 「学校法人」は、私立学校法に基づき設立される公益法人になります。ALCC東京学院の今後の目標として、学校法人化を目指しながら、学校運営をしていきたいと考えております。
8 ヤードなどの違法建築にならない保証はありますか。

本校は、将来、学校法人化だけでなく、日本語学校の名門校を目指しております。そのため、将来にわたり、事業を継続し、周辺環境が悪化することがないよう最大限努力してまいります。

【幸手市補足】
本市では、将来に対する懸念が少しでも払拭できるように、売買契約に10年間の買戻し特約をはじめ、法律の範囲内で事業計画の担保性を高めていけるような契約事項の設定を目指すほか、連携協定等で事業者との交流を深めていけるよう、調整を進めてまいります。

9 旧吉田幼稚園の建物の規模、屋根・外壁の色などの景観は今後も守られますか。(10年、20年先の老朽化による建替えの場合も含む) 建物については、現状のまま使用します。水回りや修繕が必要な個所(雨漏りや耐震)については改修工事を行います。老朽化により、建物の利用が厳しくなりましたら、近隣環境に合った校舎を建築致しますが、その際も住民説明会などを行い、皆様の意見も取り入れ計画します。
10 留学生はそのまま幸手市内で就職するのでしょうか。 企業研修・インターンシップを通じて、幸手市並び近隣の市町村企業へ就業させていきたいと考えています。
11 旧吉田幼稚園で事業を行って利益が出るのでしょうか? 採算が取れるのは、学校全体で考えたとしても20年程かかると予想しております。また、学校法人となった場合は、税控除や国の支援もあるため、費用面の負担は軽減させることができると考えています。
もっとも、「教育」の観点から、利益追求よりも教育の質の向上を重視しています。会社全体としても多くの収益を獲得する事業でないことを理解した上で事業を行います。
12 市や地元との連携について、どのような事業ができるのでしょうか。 避難場所としての機能を継続させることや地域イベント、グラウンドゴルフなどで校舎、校庭を一般開放することを提案させていただいております。
市街化調整区域であるため、学校施設としての利用が逸脱しない範囲となりますが、地域の方との交流機会を提供できればと考えております。
13 旧吉田幼稚園で学ぶ学生は幸手市外から通学してくるのでしょうか。 期間が3ヵ月のため、今住んでいるところから通学する学生がほとんどになると考えております。
また、通学方法については、駅から旧吉田幼稚園の間における移動手段として、自転車やマイクロバスの導入を検討しております。
14 進捗状況を教えてください。 現在、契約内容等について関係課と調整を進めています。また、市議会議員にALCC東京学院を視察していただくなど、皆様に跡地利用への理解を深めていただくよう努めております。(市回答)
15 今後、住民説明会や学校見学会を実施する予定はありますか。

今後もALCC東京学院について御理解いただけるように、説明する機会があれば積極的にご説明いたします。

【幸手市補足】
今後はHP等も活用して積極的に情報発信をしていきます。

Q&A(令和7年1月追加)

Q&A(令和7年1月追加)
番号 内容 回答
16 ALCC東京学院の学生について(外国人に対する不安)

ALCC東京学院の学生の目的は「留学」です。また、入国前に母国での日本語履修時間が150時間以上と学費及び生活費を賄える経済力が必要になります。日本語を真剣に学ぶ学生であることを御理解ください。なお、ALCC東京学院は「適正校」として国から選定されております。

17 株式会社TOPについて(学校事業以外の事業内容に対する不安)

ALCC東京学院の親会社である株式会社TOPの運営事業は「教育事業」と「販売事業」になります。
【幸手市補足】
市では、プレゼンテーション審査の募集の段階から決算書等の資料を確認しております。加えて、地域の皆様からより多くの御理解が得られるよう、企業調査会社も活用し、出来る限り不安に寄り添いながら進めていきます。

18 学校法人化について(学校法人でないことに対する不安) ALCC東京学院は、学校法人化に向けて取組んでいます。
【幸手市補足】
売却後も買戻しを行える「買戻し特約」の条件に、10年以内の学校法人化を契約書に盛込む予定です。市は事業者と協議をしており、事業者の代表からも応じる方向で前向きに受け止めていただいております。

この記事に関するお問い合わせ先

政策課

〒340-0192 埼玉県幸手市東4-6-8
電話 0480-43-1111 内線242 ファックス 0480-43-3783

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