郷土資料館 令和4年度特別展『アマチュア写真家 浜田得一撮影幸手町記録写真集-大正・昭和のふるさとの風景-』
展示期間:
令和4年10月4日(火曜日)から令和5年1月29日(日曜日)まで
休 館 日:
月曜日と10月11日・1月10日(火曜日) ※10月10日と1月9日(祝日・月曜日)は開館します
年末年始(12月29日~1月3日)
開催場所:
幸手市郷土資料館 歴史展示室内 特別展・企画展示エリア
幸手市教育委員会は、アマチュア写真家 浜田得一氏(故人)が大正時代から昭和時代にかけて撮影したふるさと幸手の風景写真集、『幸手町ところどころ 昔のすがた写真集(一)~(三)』と『関東大災害記録写真集 幸手町編』、『大正十年頃のふるさとの風景記録 幸手町編』合計5冊を、令和4年3月、市指定有形文化財に指定しました。
収められた往時の幸手を写した写真の数々は、今や幸手の歴史を物語る貴重な記録であり、文化遺産として重要で長く保存し活用すべき重要な歴史資料であることが指定理由です。
この写真集を製作した浜田得一氏は、明治33年(1900)上高野村(現 南1丁目)に生まれています。大正時代の初期から写真を趣味としてはじめ、家業に精励しながら独学で技術を高めていきました。その後、幸手町の佐藤写真館主人の佐藤百次との交流を深め、清光会の設立に関わっています。
写真集に収録された写真は、上高野村や幸手町の風景をはじめ、大正12年(1923)の関東大震災や、昭和22年(1947)のカスリーン台風による大水害の被災状況のほか、町村合併記念、権現堂川や権現堂桜堤など、浜田得一氏自身が写真によって切り取った大正から昭和時代の市域の風景記録です。
この特別展では、市指定文化財となった5冊の写真集について紹介するものです。あわせて終生アマチュア写真家として写真技術の研鑽に傾け、平成元年3月に88歳で永眠された浜田得一氏の生涯と作品についても紹介したいと思います。
1 アマチュア写真家 浜田得一について
2 写友との交流 -清光会から東武写真連盟まで-
(1)清光会
(2)東武写壇・武蔵野写真会・阪東カメラ倶楽部・武蔵野写真報国会
(3)プレザントクラブへの入会
(4)東武写真連盟
3 「浜田得一撮影幸手町記録写真集」について
(1)『幸手町ところどころ 昔のすがた写真集』
(2)『関東大災害記録写真集 幸手町編』
(3)『大正十年頃のふるさとの風景

大正年代 村の風景

昭和30年11月 幸手町中央(前役場)火の見やぐらからみた街の南方面

大正年代 夏雲と権現堂川岸

幸手清光会素人写真展覧会の記念写真
展示の様子
更新日:2022年10月04日