令和7年度企画展『戦後80年の今、ふりかえる 銃後の幸手』

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更新日:2025年07月26日

『幸手町のかたりべ』に寄せられた体験談と所蔵資料から、アジア・太平洋戦争当時の幸手の暮らしを紹介します

展示期間 :令和7年7月26日(土曜日)から10月13日(日曜日・祝日)まで

期間中の休館日:8月11日、9月15日、10月13日を除く月曜日および8月12日と9月16日(火曜日)

ところ : 幸手市郷土資料館(幸手市大字下宇和田58-4)

入場無料

大日本国防婦人会の襷をかけ

千人針を持つ人形

令和7年(2025)は、昭和20年(1945)8月15日のアジア・太平洋戦争の終戦から80年目の年にあたります。
本企画展では、こうした時宜をとらえ、終戦から40年目の年にあたる昭和60年(1985)3月に刊行された『幸手町のかたりべ 第三集 銃後編』に寄稿された体験談に合わせ、当館収蔵資料を展示し、苦難多き幸手の銃後の生活を紹介します。
「銃後」とは、「戦場の後方」、戦争のとき「直接の戦闘に加わらないで、背後にあってこれを応援すること。また、その人。非戦闘員である一般国民」のことをいいます。

平和な暮らしが当たり前のようになった現在、「銃後」という言葉にすぐさま反応する人は数少なくなっています。

しかし、この本が企画された昭和時代の終わりは、まだ多くの町民が、戦争の生々しい記憶を胸に留めていた時代でした。
当時の幸手の人たちは、この言葉の重みを十分すぎるほどに共感することができたのです。
本展示の開催をとおして、銃後の生活の記憶を将来に伝えるため、当市の先人たちが平和への思いを込めて編んだ『幸手町のかたりべ 第三集 銃後編』という一冊の本があることを、みなさまにお知らせしたいと思います。
あわせて、展示をご覧いただくことで、戦争の時代を知らない多くのみなさまに、今ある平和な世の中がいかに尊いものであるか、感じていただければ幸いです。

特別展や企画展を行う展示エリアの写真

慰問の絵葉書(中原淳一画)

携帯用国旗

神田区芳林国民学校学童疎開児童の登校の様子

大日本国防婦人会 上高野分会による炊き出し風景

この記事に関するお問い合わせ先

幸手市郷土資料館

〒340-0125 埼玉県幸手市大字下宇和田58番地4
電話・ファックス 0480-47-2521

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