令和5年度企画展『郷土資料館 雛まつり』
郷土資料館が収蔵する古い内裏雛をはじめ、さまざまな雛人形を展示します
展示期間 :令和6年2月3日(土曜日)から3月24日(日曜日)まで
期間中の休館日:2月12日を除く月曜日と2月13日(火曜日)
ところ : 幸手市郷土資料館(幸手市大字下宇和田58-4)
入場無料

郷土資料館の収蔵資料には、幸手ゆかりの実業家 熊倉良助の愛娘の初節供に贈られた豪華な「御殿飾り雛」(左掲の写真)があります。
普段なじみ深い「段飾り」は江戸時代に始まり、江戸を中心に発展していきました。その一方で、上方では「御殿飾り」という形式の雛飾りが普及しました。明治時代から大正時代にかけて京阪神地域で人気が高く、太平洋戦争後には西日本一帯に流行しましたが、昭和30年代中ごろには「段飾り」の雛飾りに押され消滅していきます。
今回の企画展では、郷土資料館が収蔵するこの御殿飾り雛のほか、大正から昭和初期に作られたと伝えられている内裏雛や裃雛のほか、幸手の際物師「松林斎亀山」作の浮世人形など、これまで収集してきたさまざまな人形を、雛まつりの時期にあわせて展示します。
展示室の様子(令和4年度)
エントランス展示の様子(令和4年度)

御殿飾り雛
裃雛

明治時代の内裏雛と裃雛(後列)・大正雛(前列)

内裏雛(昭和時代初期)
花咲爺

松林斎亀山作の浮世人形
更新日:2024年01月20日