気を付けたいこと
大雨への備え
近年、異常ともいえる短時間の大雨が多くなっています。雨の量に排水能力が追い付かなくなると、市街地の下水や水路があふれる内水氾濫が生じます。家財を失ったり、地下室で溺れること等もありえますから、家等の身近な土地の高さや排水路の状況を知っておくとともに、大雨の状況には十分注意して、危ない状況ではすぐ対応することが必要です。
【配慮の例】
・低い土地では床を高くする。
・地下室を設ける際は浸水を防ぐ手段を講じる。
・敷地の排水手段を確保する。
・地下や1階に置く家財について避難に備える。

出典:幸手市洪水避難地図
安全で快適な空間の確保
今の建物は雨や風に強くなりましたが、屋敷林を設けた昔からの知恵に学ぶことで、一層快適な空間を得ることができます。夏の日差しや風通し、冬の強風等を考慮しながら、みどりを上手に使った建築が望まれます。また、突然やってくる落雷や雹にも備えることが大切です。
【配慮の例】
・北側に風よけとなる木や生垣を植える。
・風に弱い物を北側に配置しない。
・南側・西側に深いひさしや、みどりの日除け等を設ける。
・雷雲が来たらコンセント等を外す。
ヒートアイランド現象の防止
市街地では、発生する熱と建物や舗装に蓄えられる熱で気温が高くなります。省エネルギー、風通しのよい建物の配置、土の地面やみどりの確保等により、ヒートアイランド現象を防ぐことが望まれます。
【配慮の例】
・屋上や壁を緑化する。
・敷地の土やみどりを多くしたり、保水性舗装を用いる。
・省エネルギーや風通しを考えて設計する。
出典:ヒートアイランド対策マニュアル(環境省)
更新日:2020年03月24日