広島平和記念式典派遣事業

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更新日:2024年09月01日

広島平和記念式典派遣事業

幸手市では、被爆地である広島市で開催される平和記念式典への参列を通じて、戦争の悲惨さ、平和の大切さ、命の尊さについて学び、平和に対する理解を深めてもらうことを目的に、平成12年度から将来を担う青少年を派遣しています。

中学生たちは、平和記念式典参列のほか、被爆体験伝承者による講話を聴き、原爆ドーム、原爆の子の像、平和記念資料館の見学を通して平和について学びました。また、元安川で行われるとうろう流しを見学し、市民の方とともに戦争で命を落とした人々を弔いました。

派遣期間:令和6年8月5日(月曜日)~8月7日(水曜日)

参加者:市長、市内中学3年生6名、教員、職員2名

8月5日(月曜日)被爆体験伝承者による講話~平和公園及び平和公園周辺見学、献花~平和記念資料館見学~

被爆体験伝承講話

被爆体験伝承者による講話

【被爆体験伝承講話】

被爆体験伝承者:山口恵司氏(被爆証言の会)

当時の苦しく悲しい状況を、映像を用いて、説明してもらいました。

中学生たちは、被爆者の想いを深く知るとともに、この悲劇を後世へ語り継ぐことの大切さを学びました。

【平和公園及び平和公園周辺の見学及び献花】

ルート:原爆ドーム→西向寺→爆心地→元安橋→平和の鐘→原爆供養塔→韓国人原爆犠牲者慰霊碑→被爆した墓石→原爆の子の像→レストハウス地下→平和の灯→広島平和都市記念碑→国立広島原爆死没者追悼平和祈念館→被爆遺構展示館→被爆樹木アオギリ

被爆体験伝承者による講話の後、平和公園及び平和公園周辺を見学しました。その際、広島平和都市記念碑、韓国人原爆犠牲者慰霊碑へ市長及び生徒が献花致しました。

中学生たちは、講話で学んだ原爆ドームなどの施設を見学する際、被爆体験伝承者の方の説明(施設の歴史、由来、形状等)を真剣に聞いていました。

原爆死没者慰霊碑献花

広島平和都市記念碑献花

韓国人原爆犠牲者慰霊碑献花

韓国人原爆死没者慰霊碑献花

【平和記念資料館見学】

資料館は、原爆による被爆者の遺品のほか、被爆の惨状を示す写真や資料を収集・展示するとともに、広島市の被爆前後の歩みや核時代の状況などについて紹介しています。

中学生たちはその一つひとつを、真剣な眼差しで見つめ、様々な思いを抱いていました。

資料館写真1

資料館展示物

資料館写真2

8月6日(火曜日)平和記念式典参加~宮島~とうろう流し

平和記念式典参加

広島平和記念式典参加

【広島平和記念式典参加】

原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するために、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑前に、原爆死没者の遺族をはじめ、岸田首相や各国の代表らが参列しました。

式典の中で広島市長によって行われる平和宣言は、世界各国に送られ、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を訴え続けています。

集まった参列者は、原爆投下時刻である午前8時15分に平和の鐘が鳴るのにあわせて原爆死没者に哀悼の意を表するとともに、恒久の平和の実現を祈り、1分間の黙とうを行いました。

宮島嚴島神社大鳥居写真

宮島嚴島神社大鳥居

【宮島視察研修】

宮島は、爆心地から離れており、直接の被害は受けなかったといわれています。歴史的建造物を見学するなど、視察研修を行いました。

とうろう流し

とうろう流しが行われている元安川

 

【とうろう流し参加】

原爆により多くの方々が亡くなった元安川でのとうろう流しを見学し、被爆犠牲者への慰霊と恒久平和を祈りました。

戦後79年を迎え、国民の多くが戦争を知らない世代となりました。戦争の記憶は風化しつつありますが、将来を担う若者たちが「広島平和記念式典派遣事業」を通し、あの日広島で起こった事実を知り、感じたことを、ご家族、ご友人など多くの人に伝えることが平和な未来を創る第一歩になるのだと思います。

今ある私たちの平和は、尊い犠牲のうえにあることを忘れずに、今後も恒久平和のために考え、行動していくことを期待しています。

この記事に関するお問い合わせ先

人権推進課

〒340-0192 埼玉県幸手市東4-6-8
電話 0480-43-1111 内線162 ファックス 0480-44-0257

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