桜を枯らす外来種クビアカツヤカミキリにご注意ください
市内でクビアカツヤカミキリの幼虫による被害が発見されました。
令和3年6月に幸手市内で、クビアカツヤカミキリの幼虫による被害が発見されました。
クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラ、ウメ、モモなどの樹木を摂食し、樹木の内部を食い荒らす特定外来生物です。被害が進行すると樹木が枯れてしまう恐れもあり、早期発見が重要です。
クビアカツヤカミキリを見つけたら
クビアカツヤカミキリを見つけたら、その場で捕殺してください。
(注意)クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されているため、運搬や飼育は原則禁止されています。
被害拡大を防ぐため、みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリは、中国大陸原産の体長2.5~4センチメートル程度の黒いカミキリムシです。
本来、日本には生息しないカミキリですが、平成24年に愛知県で初めて確認され、近年桜等の被害で注目されるようになりました。
平成25年に埼玉県内で初めて「クビアカツヤカミキリ」が発見されて以降、埼玉県北部や東部の利根川流域などの複数の地域で発見されており、被害の拡大が懸念されております。
人への危害はありませんが、桜などバラ科の樹種を好み、幼虫が樹幹内を食害するため、樹勢が弱ったり、枯死するなどします。
クビアカツヤカミキリの特徴
・成虫は体長約2.5~4センチメートルで全体に黒光りする。
・胸部が赤いのが特徴
・幼虫は樹木内で2~3年かけて成長し、その後、6月~8月に成虫となって樹木の外に現れる。
・幼虫が寄生した樹木には、木くずやフンからなる「フラス」が大量に排出される。
・「フラス」は幼虫の侵入孔から排出され、棒状(かりんとう状)で、木の下に大量に落ちる。
・幼虫が寄生する樹木は、桜、ウメ、モモ、スモモなどバラ科の樹木。

クビアカツヤカミキリの成虫

フラス
更新日:2021年07月01日