幸手市では3歳5か月児健診において、眼科屈折検査を全員に実施しています
3歳5か月児健診での眼科屈折検査について
従来は、自宅で保護者が事前に行うランドルト環を使用した視力検査とアンケートをもとに実施してきました。しかし、中にはランドルト環による検査が難しかったり適切に実施できたかどうかが心配されるケースがありました。
視力検査が十分にできずに異常が見逃され、成長してから弱視が見つかった場合、その時点から治療を開始するのでは、満足のいく効果が期待できず、十分な視力が得られません。
子どもの視力について
子どもの目の機能は、3歳頃までに急速に発達し、6歳頃までにほぼ完成します。この時期に視力の発達を妨げる弱視や斜視などの異常を早期発見し、早期治療につなげることが大切です。
子どもにとっては、もし弱視等があっても見えにくい状態であることに気付かないため、そのまま日常生活を過ごしています。そこで身近にいる大人が子どもの目の状態に注意し気づいてあげることが必要です。
新たな眼科屈折検査(スポットビジョンスクリーナーによる屈折検査)について
平成30年12月の3歳5か月児健診から、新たに眼科屈折検査(スポットビジョンスクリーナーによる屈折検査)を全ての健診受診者に実施します。従来の自宅で行う視力検査に併せて実施することで、弱視や斜視の発見の漏れを防ぐことができます。
この検査は、検査機器から1メートル離れて椅子に座り、この機器の画面を見る検査で、数秒間で終了する簡単なものです。
検査の結果、精密検査が必要と診断されたら眼科受診のご案内をいたします。その場合は、子どもの目の健康のため、必ず眼科を受診しましょう。
テレビやゲーム、スマートフォンは上手に利用しましょう
子どもの視力に大きな影響を与えるのが、目の使いすぎです。長時間の利用は子どもの目に負担がかかり、視力低下につながります。家庭では、テレビ、ゲーム、スマートフォンなどはルールを決めて上手に利用しましょう。部屋を明るくする、時間を決めるなど、周りの大人が十分に注意をしてあげましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
こども支援課 こども家庭センター
〒340-0152 埼玉県幸手市大字天神島1030-1(ウェルス幸手内)
電話 0480-42-8457 ファックス 0480-42-2130
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更新日:2024年04月01日