糖尿病対策

ページ番号 : 12041

更新日:2023年01月13日

糖尿病をご存知ですか? (市民のみなさまへお知らせ)

糖尿病は生活習慣病の中で代表的な疾患であり、網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こします。中でも、人工透析の原因疾患は糖尿病がきっかけである糖尿病性腎症が大きなウェートを占めています。また、脳卒中や心筋梗塞などの要因となることも知られています。

糖尿病の初期は自覚症状がないことから、気づいた時には重症化していることが多く、発症予防、早期発見・治療が重要です。

幸手市の現状

本市の特定健康診査の結果を経年で見ると、HbA1cの有所見者の割合が全国および県の平均を上回っている状況です。HbA1cが高い状態が続くと、血管障害である、心疾患・脳血管疾患・腎障害(人工透析)のリスクが高まります。

HbA1c有所見者状況※1≪経年≫ 資料:KDB(厚生労働省様式(様式5-2))より
  幸手市 埼玉県 全国
令和元年度 64.7% 58.6% 57.2%
令和2年度 62.5% 57.8% 56.0%
令和3年度 63.2% 58.2% 56.4%

※1 特定健康診査結果において異常の数値のある者(HbA1cが5.6以上)

発症予防のために

糖尿病予防に一番大切なことは、食生活の改善です。食事・間食・飲酒など、全ての食生活を対象に、総エネルギーをコントロールしていきましょう。また、運動にも心掛けましょう。

早期発見・早期治療のために

・本市が実施している特定健康診査を毎年受診しましょう(通院中の方も特定健康診査を受診しましょう)。また、異常値が発見され場合は、保健指導も受けましょう。

・血糖値の目安として、HbA1cが6.5%以上、または、血糖値(空腹時)126mg/dl以上、血糖値(随時)200mg/dl以上の場合は、糖尿病の可能性が疑われます。医療機関で詳細な検査を受けましょう。

幸手市の取組

糖尿病性腎症重症化予防対策事業

幸手市国民健康保険では、埼玉県国民健康保険団体連合会および埼玉県内の市町村との共同事業により実施する「糖尿病性腎症重症化予防対策事業」に参加しています。
糖尿病性腎症とは、糖尿病の合併症の1つで、高血糖状態が長期間続くことにより腎臓の機能が損なわれ、血液中の老廃物を尿として排出できなくなり、最終的には腎不全となる病気です。
しかし、医療機関での治療と併せ、食事や運動などの生活習慣の見直しにより、病状の維持または一定程度の改善が期待できます。

事業内容

幸手市が保有する特定健診等の結果や診療報酬明細書(レセプト)のデータを活用して、糖尿病が重症化するリスクの高い方を対象に、次の取り組みを実施するものです。
1.糖尿病治療を受けていない方、中断されている方に対して、医療機関への受診の呼びかけ(受診勧奨)
2.糖尿病治療のために通院されている方で生活習慣の見直しが必要な方に対して、生活習慣改善のための支援の実施(保健指導)
3.保健指導が修了した方に対する継続的な病状の確認及び自己管理維持のための支援の実施(継続支援)
こうした取り組みにより人工透析移行防止を図り、健康寿命の延伸と医療費の増加抑制につなげていきます。

その他

この事業は、民間事業者(受診勧奨:日本システム技術株式会社、保健指導株式会社フィッツプラス)へ業務を委託し実施しています。
なお、プログラム実施のための個人情報は埼玉県国民健康保険団体連合会から委託先に提供しますが、目的以外に使用することは一切ありません。

◎幸手市では、春日部市、宮代町、杉戸町との相互乗り入れ方法にて実施しています。これらの市町の医療機関に通院されている方や保健指導期間中にこれらの市町へ転出された方も引き続き支援します。

この記事に関するお問い合わせ先

保険年金課国民健康保険担当

〒340-0192 埼玉県幸手市東4-6-8
電話 0480-43-1111 内線144 ファックス 0480-43-1125

メールでのお問い合わせはこちらから