幸手市地域公共交通計画(素案)に対するパブリックコメントの結果について
幸手市地域公共交通計画(素案)に関するパブリックコメントを令和6年1月4日(木曜日)~令和6年2月2日(金曜日)までの期間で実施しました。
いただいたご意見の概要や市の考え方を次のとおり公表します。
幸手市地域公共交通計画(素案)意見内容
意見募集期間 | 令和6年1月4日~令和6年2月2日 |
実施結果 | 7名の方から14件のご意見をいただきました。 |
意見の概要及び市の考え方
No | 意見 | 市の考え方 |
1 |
「鉄道駅周辺のエリアに集まっている」 公共施設、文化施設、スーパー、病院など分散している。交通計画や施設の配置を計画的に改善していくことが必要と思う |
大型小売店舗の大半は国道4号、東武鉄道沿線に、病院・クリニックは中央及び西側のエリアに多く集まっている状況であり、該当記載については修正いたします。本件計画は、幸手市総合振興計画をふまえ策定しており、幸手市都市計画マスタープランや現在策定中の立地的適正化計画と連携し、取り組みを実施してまいります。 |
2 |
(鉄道関係) 課題:幸手駅の利便性低下
東武線内ホームドア整備が進むと更に急行から準急への格下げが考えられる。杉戸高野台、南栗橋と同程度の特急列車の停車で利便性向上してほしい。なお、利用者が見込めないと停車が実現しないので特急券補助事業要望(久喜市参考) ※杉戸高野台での現行の特急(下り)の接続は、遅れがあると接続がないので困る。また、21時59分発は接続がない。 |
当市では、運行本数増加、通勤帰宅時間帯の急行列車の増発及び杉戸高野台駅における特急列車と普通列車のアクセス維持を鉄道整備要望として埼玉県に提出しています。取組1-3にお示ししたように、公共交通の利便性確保のために市を含めた各運行事業者との意見交換の場を設けることを計画しており、こうした場も活用し要望を伝えてまいります。 |
3 | (バスについて 循環バスの収支改善を行ってほしい) 改善案1.:自動運転バスの導入による「乗ってみたくなる」仕組みづくり(他企業による実験。境町参考) 東西コースは「不便」「車がワゴン車」など、普段、車、自転車を利用している人が「わざわざ乗りたくなる」魅力がない。地元企業へも配慮し、中央コースは地元企業、東西バスは自動運転バス |
取組1-2でお示したとおり、公共交通の持続的な運行を可能とするため、利用者の少ない東西コースについては、地域の特性やニーズを踏まえながら運行形態の見直しを行ってまいります。 |
4 | (バスについて 循環バスの収支改善を行ってほしい) 改善案2.接続改善 例 東武線下り 11時07分急行南栗橋行き(朝日バス:久喜駅西口行 11時09分、循環バス西A2便 11時09分) 約2年、朝日バスで通勤していたが、以前から接続が悪い。鉄道下りは、東武動物公園駅での平面交差等の影響により、数分の遅れが発生しているので考慮する必要がある。 |
取組1-3において利便性の確保のために市を含めた各運行事業者との意見交換の場を設けることを計画しております。こうした場を活用し各運行事業者間で調整を行って参ります。 |
5 | (バスについて 循環バスの収支改善を行ってほしい) 改善案3.循環バスで全てをカバーするのではなく、路線バス、カーシェア、シェアサイクルなどを含めた総合的な交通インフラの構築(Maas推進に賛成) |
取組1-4及び取り組み5-3にお示したとおり、AI技術の活用やMaaSなどの新技術について情報収集を行うことを計画しております。 |
6 | 要望:路線バスとして中田商会さんによって運行されていた香日向~JR東鷲宮駅東口への往復について、今回検討されている循環バスの路線に加えていただく。 理由:香日向・近隣地区の生活の利便性が足を奪われ極端に悪化している。 主要理由:
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市内循環バスについては、取組1-2、取り組み2-2にお示ししたとおり、地域の特性、ニーズを考慮しながら、その運行形態、運行方法等について検討してまいります。 |
7 | 本市の最重要計画である「幸手市総合振興計画」の背景においては、新しい第6次計画においても変わらず「だれでも気軽に市内外へ移動ができる公共交通の利便性を確保する事」と定められていますが、この理解でよろしいでしょうか? | 本計画は幸手市総合振興計画をふまえ策定したものです。 |
8 | 当市の人口構成は、西部地域が現在も多くを占め、今後も増加傾向で多くを占めるとされていますが、この理解でよろしいでしょうか? | 将来の人口分布の想定は、現在と同様に中央及び西側エリアに集まると予想しています。一方で、将来人口推計によりますと、幸手市の総人口は減少していくことが予想されます。 |
9 | 本計画での鉄道駅については東武幸手駅のみ調査対象とされています。3ページでも分かる通り東武鉄道より利便性の良いJR東日本の東鷲宮駅等、近隣自治体の他の駅の活用も必要と考えますが如何でしょうか? | 本計画の調査対象は幸手市内とさせていただきました。各種アンケートや調査から市外の鉄道駅等を利用される方がいらっしゃることも把握しておりますので、市外への移動手段に対するニーズも考慮しつつ取り組みを実施して参ります。 |
10 | 循環バスの利用者数は中央コースに限られ、現行の東・西コースの一便当たりの利用者数は少数であり、その結果令和5年10月でも全体の収益率は6.8%と非常に低いとされています。これを改善するのが今回の計画の目的だと理解します。この機会に需要のある地域を考慮した可能性の高い大幅な見直しの検討についてのお考えは如何でしょうか? | 地域公共交通計画は「地域にとって望ましい地域旅客運送サービスの姿」を明らかにするマスタープランであり、本市の目指す姿は52ページにお示しした通りです。市内循環バスの運行形態・方法の見直しにつきましては、取り組み1-2、取り組み2-2にお示しした通り、地域の特性、市民や利用客の皆様の状況やニーズを考慮しながら実施してまいります。 |
11 | 循環バス運行に関する今後の改善に関する「取り組み主体に、「市民・利用客」もできるだけ参加させるべきであると考えますが如何でしょうか? | 取り組み4-2にお示ししました通り、今後の外出手段や公共交通の現状について市民の皆様が主体的に考える機会となること目的に各地区で「意見交換会」を開催いたします。当市の今後の公共交通について、市民の皆様と考え、一緒に実現させていきたいと存じます。 |
12 | 代替手段の検討路線としてJR東鷲宮駅と東武杉戸高野台へのルートが地図に表記されております。大変有難く感じております。つきましては循環バスと同程度の乗車料金で実施いただき利用客数の大幅な改善につながる様住民の利用啓蒙を考え、早期の実現を強くお願い致します。 | 取り組み1-2、取り組み2-2にお示しした通り、市民や利用客の皆様の状況やニーズを考慮しながら実施してまいります。 |
13 | 文章中の()書きに関して、現状の循環バスのルートなどの大幅な見直しは困難と読み取れます。抜本的な変更も必然と思われますが、現行委託業者さんとは5ケ年契約と聴きます。契約見直しに関する取り決め条項はあるのか、あればどの様なものかご教示ください。 | 76ページ()内の内容につきましては、運行形態が変わったとしても、市内の拠点施設や居住地と主要路線を結ぶ役割を維持するというものです。現在の市内循環バス契約終了後の市営公共交通については、本計画に基づき地域の特性やニーズに応じた運行形態について検討してまいります。なお、契約見直しの条項はございません。 |
14 | 循環バスの今後の改善について、その実績の「評価指標と目標値」に関して、収益率の改善を当て(昨年実績値7.98%を6年後の令和10年度に9.20%に改善するとされていますが、収益率でなく、前述のとおりより直接的な「利用客数」が最も重要であると考えますが如何でしょうか? また、この場合今の循環バス制度は以前にも実施され不十分という事でデマンドバス制度に移行して、再度現状の循環バス制度が始まっています。このため目標値は以前の利用客数実績は云うに及ばず、今回の最新の実績に対してもより大幅な改善目標値が必要ではないかと、普通の市民感覚では考える次第ですが如何でしょうか? |
指標3.に市内循環バスを含めた利用者数の合計を設定しています。新型コロナウイルス感染症による生活様式の変化や運転手不足など、公共交通を取り巻く状況が平成7年から運行していた市内循環バスの頃とは異なることから、収支率と同様に現在の市内循環バスの利用状況を基に目標値を設定しております。 |
提出先
〒340-0192 埼玉県幸手市東4-6-8
市民生活部 市民協働課 市民生活担当
電話 0480(43)1111(内線174)
ファクス 0480(44)0257
E-mail kyoudou@city.satte.lg.jp
この記事に関するお問い合わせ先
くらし防災課
〒340-0192 埼玉県幸手市東4-6-8
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危機管理担当(内線582・583・584)
コミュニティ・生活担当(内線585・587・588)
交通安全・防犯担当(内線586・587・588)
更新日:2024年03月28日