幸手市協働のまちづくり指針(素案)

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更新日:2018年02月26日

 幸手市協働のまちづくり指針(素案)に関するパブリックコメントを2014年1月10日(金曜日)から2月10日(月曜日)まで実施しました。いただいたご意見の概要や市の考え方等を次のとおり公表します。
 ご意見をお寄せいただきました皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。

意見提出状況

 意見提出者数 4人
 意見数 29件

意見の概要及び市の考え方

意見の概要及び市の考え方等一覧
No. 意見の概要 市の考え方等
1 1ページ 1)策定の背景
 (上から5行目)行政に対するニーズも高度化・多様化しており・・・行政が行う公平で均一的なサービスだけでは、そのニーズへの対応が難しくなってきた。と表現されていますが、背景の中に「行政を取り巻く環境として、厳しい財政状況等も大きく変化している」ことも策定の背景になるのではと思います。
 協働の必要性を市民に訴えるのに自治論でいくのか、財政論も含め行うほうがより現実的ではと思いますので、「高度化・多様化しており行政を取り巻く環境として、厳しい財政状況等も大きく変化しており、行政が行う・・・」と追加表現したほうがよいのではと思います。
 高度化、多様化する市民のニーズに応えられない理由として、行政サービスの持つ特性が考えられます。それは、公平性や均一性であり、行政が行うサービスにおいて個人や特定の地域に特化したサービスを提供することはできません。よって、それぞれの地域が抱える課題等に対応できないことがあるということをここでは表現しております。ご意見をいただきました、「厳しい財政状況等」につきましては、限られた財源や人員で行う行政サービスには限界があり、ニーズに応えられないことがあることから、協働を推進する背景の一因と考えられますので、表現の修正を検討いたします。
2 1ページ 1)策定の背景
 (上から9行目)・・・希薄化も全国的に大きな課題となっています。と表現されていますが、全国的と捉えるより幸手市の課題と捉えて表現をした方が良いと思いますが。(市の指針であるので)
 全国共通の課題であるということを伝えることにより、その事の大きさ(重大さ)を意識してもらいたいという意味から表現したものです。
3 1ページ 1)策定の背景
 (上から11行目)2009年3月に策定・・・とすでに総合振興計画基本構想では・・・と表現されているが、なぜ市民が市と一緒に協働にとりくむのと言う市民参加の趣旨が表現されていないので、先頭に「市では地域からの恩恵は、地域に暮す全員が受け、地域をよりよくする責任と権利は地域の構成員全員が持つとの考えのもと、2009年3月に制定・・・」と表現をしたほうが「住民自治」の言葉を補完し、市民により分かり易いのではと思います。
 これは、まちづくりの基本となる「総合振興計画」に、協働のまちづくりを推進することが示されており、「協働」がまちづくりにおいて重要であるということを強調するために表現したものです。「住民自治」の部分は、その意味を説明するなど分かりやすい表現に直したいと思います。
4 1ページ 2)策定の目的
 (下から2行目)・・主体の意識の向上を図り、協働の仕組みを構築していく・・と表現されていますが、協働のまちづくり指針ですので、市民に分かりやすく理解を求める為に、「市民の皆さまと行政が力を合わせて、市民協働のまちづくりを進めるため、協働の仕組みを構築していく・・・」と表現したほうがより理解を得られるのではと思います。
 欲を言えば協働のまちづくりが実現出来たときどうなるか?(期待される効果)を表現すると協働の求める意味合いが理解されるのではと思います。
 いただいたご意見を参考にさせていただき、わかりやすい表現にしていきたいと思います。
5 2ページ 1)現状
 (下から4行目)市民と市が協力しあい、協働の事業を・・・と表現されているが、市民から捉えると「協働の事業を」というと大変な事をやるイメージとなるので、「協働のまちづくりを・・・」の表現のほうが良いのでは。
 いただいたご意見を参考にさせていただき、わかりやすい表現にしていきたいと思います。
6 2ページ 1)現状
 (下から2行目)そのためには協働に関するビジョン・・と表現されているが、「協働のまちづくりに関するビジョン」と表現したほうが単に協働のビジョンと表現するより分かり易いのでは。
 いただいたご意見を参考にさせていただき、わかりやすい表現にしていきたいと思います。
7 3ページ 2)協働を進める上での課題
 2)協働を進める上での課題と表現されているが「協働のまちづくりを進める上での課題」とまちづくりを入れた言葉のほうが単に協働を進める課題と表現するより分かり易い。(協働の言葉定義があれば不要だが無いので)
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
8 3ページ 1.地域に根ざした市民活動の活性化
 (上から3行目)・・・多様化する中、誰もが安心して住み続けられる・・と表現されているが「・・・誰もが安心して幸手市に住み続けられる・・」の具体性の表現のほうが身近に感じるのでは。
 コミュニティのあり方について表現したものであり、このままでも理解していただけるものと考えておりますのでご理解願います。
9 3ページ 2)協働を進める上での課題 3.協働を理解し、活動を継続するための支援の充実
 市は、・・・、協働のパートナーである市民の活動を支援していくために、・・・、必要な支援を行うことが必要です。
 支援という言葉自体が対等関係を表す言葉ではありません。行政は市民参加の促進を担うのであって、支援するというのは旧来の発想を脱していないと感じます。また、活動を継続させるのは市民団体の努力であり、関係性は一期一会。パートナーシップは未来永劫続く前提ではありません。再考願います。
 市民が主体となった活動に、市がサポート(市民の「弱み」の部分を補う)する意味での「支援」はあるものと考えます。サポートすることにより、その活動が活性化(目標の達成)されれば、それは、協働として成り立つものだと考えております。
10 4ページ 2.市民活動に関わる情報共有と意見交換
 (上から2〜9行目)市民活動に関わる情報共有と意見交換の文書ですが、市民活動に関わる部分の情報共有と意見交換について書かれていますが、協働の基本は市民と行政の相互信頼関係であるので、協働を進める上での課題としては市民活動だけでなく行政の考え、動きも市民に伝えていく事も重要であるのではと思います。上から6行目のところに「・・が生まれる事が期待されます。一方行政も市政についての情報や活動内容を積極的に情報発信することも重要です。そのため、・・」と表現したらと思います。
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
11 4ページ 3.協働を理解し、活動を継続するための支援の充実
 (下から3行目)を通して得た知識や経験を活かし・・・と表現されているが「を通じて得た知識や経験、市民の豊かな想像力、迅速性、柔軟性、専門性などを活かし・・・」と市民に期待する範囲を広めておいた方が求められていることがよりわかるのではと思います。(知識・経験以外のものも期待しているので)
 「市民」の中には、個人としての住民、地域活動団体、市民活動団体、企業など多くの主体があり、ご意見をいただいたような期待の範囲については当然あるものと理解しており、あえて代表的な表現として「知識や経験」とさせていただいておりますのでご理解願います。
12 5ページ 2)協働が目指すもの
 (下から10行目の終わり)効果を得ることで、よりよいまちをつくりあげていくことを目指します。と表現されているが「よりよいまち」との表現を「より住みやすいまち」と表現したほうがまちづくりの具体性を感じるのでは。
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
13 5ページ 2)協働が目指すもの
 協働は、一つの手法として選択されるものです。までの3行は7ページの協働の領域で説明されている部分であり、協働がすべてではないと強調することで積極性のなさがうかがえます。
 重複するので削除しても良いのではないでしょうか。
 「協働」の本質的な部分を伝えるために、このような表現をいたしましたが、ご意見をいただいた通り、協働の領域で説明がありますので、ここでの表現を修正するようにいたします。
14 5ページ 3)協働の主体 イメージ図
この指針の最大の問題性は、5ページのイメージ図です。「地方自治体」と「公益法人等」が「行政」として、ダルマ型に一体化していることです。市民、行政、公益法人の三者は、相互に適度の距離を保ちつつ、一定の適正なルールの下に、その役割を果たしていくべきと考えるのが妥当です。
 また、この指針は、協働の肝心の部分、すなわち、どういう分野の行政内容について協働していくのか、協働のまちづくりとのつながりが一向に見えてきておりません。イメージ図を根本的に改めるとともに、内容、形式を整え直して、再提案されることを望みます。
 イメージ図につきましては、ご意見を参考にさせていただき、修正したいと思います。また、指針の内容につきましては、まちづくりに携わるすべての人が「協働」を理解し、意識や知識を高めていただくという目的で作成をしておりますことをご理解願います。
15 5ページ 3)協働の主体
 「市民」の中には、個人としての住民、・・・、「行政」には、営利を目的としない公益法人が含まれます。
「行政」に公益法人が含まれるという認識はいかがなものか。また、市民同士の協働も含まれるとありますが、この指針では「協働のパートナーとしての市民と市の関係」に主眼を置くべきであり、市民同士の関係性にまで広げて書き込むべきではないと考えます。ともに削除も含めて再考を。
 なお、行政は組織であり、パートナーシップが組めるのは市民という個人ではなく、市民団体でなくてはならない、とする見方があります。個人の住民を協働の主体とすることについても再考を。
 また、同ページの協働の図について、行政が地方自治体と公益法人を同格扱いとしている表現に違和感を感じるほか、図上に市民と行政の関係性を表すベクトルもなく、ただ、主体が存在しているだけと見えます。再考願います。
 イメージ図につきましては、ご意見を参考にさせていただき、修正したいと思います。「市民同士の協働も・・・」につきましては再考いたします。
16 6ページ 2.相互理解の原則
 (上から8行目)お互いの立場や違いを良く理解し・・と表現されているが、「お互いの立場や状況の違いを良く理解し・・」と状況の違いの表現にしたほうが分かり易いのでは。
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
17 6ページ 3.自主性尊重の原則
 (上から12行目)・・かすために、市民の自主性を尊重します。と表現されているが「・・かすために、市民の公益活動の自主性を尊重します。」と表現したほうが分かり易いのでは。
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
18 6ページ 5.情報公開・情報共有の原則
 (下から6行目)・・・理解を得るために、協働事業のプロセス・・・と表現されているが「・・・理解を得るために、協働のまちづくりのプロセス・・・」と表現したほうが分かり易いのでは。
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
19 6ページ 6.対等の原則
 (下から2行目)お互いが上下関係ではなく対等な関係に・・・と表現されているが「お互いが上下の立場ではなく対等な立場に・・・」と表現したほうが分かり易いのでは。(関係の表現より立場表現のほうが良いのでは)
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
20 6ページ 4)協働の6原則
7つめの原則として「時限性の原則」を加えてください。一度出会ったら永遠にというのではなく、一定の期間が終われば関係は解消すべきです。そしてお互いにまた、新しい相手を見つけてパートナーシップを結ぶ。これが癒着や惰性を絶ち、常に新鮮で創造的な関係を作り上げることにつながるものと考えます。
 協働においては、事業実施後に、評価、検証等を行いますが、その中で、パートナーの関係性等についても評価、検証し、その結果をもとに、事業の継続や見直しを検討し、より良いまちづくりにつなげていくものであると考えています。評価、検証については、協働を推進するための方針5の3に表現しておりますのでご理解願います。
21 7ページ 5)協働の領域
 (上から2行目〜10行目まで)文書の表現で「事業」という表現があるが、市民の感覚からは大げさにとらえるので「まちづくり」の表現のほうが良いのでは。(事業と表現しないでまちづくりの言葉を使う。但し、用語を定義するなら別)
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
22 8ページ 6)協働の形態
 (表中の一番下の形態)後援と表記されているが後援と支援も表現しておいた方が幅が広がるのではと思います。(市民の領域の協働支援もあるのでは)
 ここでは、市民と行政の協働の形態として主なものを挙げさせていただいておりますので、ご理解願います。
23 9ページ 方針1) 1.市民の意識の醸成
・・・・、協働意識が醸成されることを支援します。
4ページ同様、支援ではなく、市の担う役割として記載を。
 ご意見をもとに検討いたします。
24 9ページ 2.市民と市の相互理解の促進
・・・、市民と市が率直かつ対等な話し合いを重ねるなど、…。
 9ページだけでなく、いたるところに「対等」という言葉がでてきますが、幸手市の行政職員は日常的に市民との間に「対等でない」関係性を感じているということでしょうか。どんな時に「対等でない」と感じるのか。職員の現状認識・実感(本音)こそ、この指針で解消を図るべき課題の基本部分です。ほかの自治体の文言をもってくるだけではわが町の課題を解決することはできません。十分に掘り下げて分析してください。
 今までのまちづくりは行政主体のまちづくりであり、行政が上にたっているというイメージがありました。しかし、協働のまちづくりにおいては、そうではなく、行政も市民もお互いが自立し、尊重しあい、お互いが理解しあう中で、まちづくりに取り組んでいく、そこに上下関係があるわけではないということを表現したかったのですが、ご意見をもとに表現の仕方について検討させていただきます。
25 10ページ 方針2)協働する職員を育成し、庁内推進体制を整えます
 1. 職員の能力向上
 能力を身につけることも大事ですが、それ以前に自らの意志で積極的に市民活動に参加するよう促し、市の指針に逆行する職員に対しては罰則規定を設け市民の活動を軽視した市民活動を支援しないと公言するような職員がいれば職をはく奪する規定を作り本気度を示してください。
 ご意見にあるような規定を設けることは考えておりませんが、職員へは、住んでいる地域への活動等には積極的に参加するよう働きかけをしているほか、市長が「協働のまちづくり」を強く進めていくとしており、職員も「協働」を意識しての業務を遂行していくこととしています。そして、この指針が策定されることにより、「協働」への意識がさらに高まるものと考えております。
26 10ページ 方針3)協働に関する情報を共有します。
 日頃から市民活動などとのつながりが無くては協働を行うにも実際の連携がスムーズに進みにくいと思います。指針として示すのですからきちんと実行していただくためにも市民活動との窓口を明確にしていただきたい。
 埼玉県でも共助社会づくり課が新設された流れがあります。幸手市も是非とも市民活動を推進する部署をつくってください。残念ながら他の市と比較し社会福祉協議会も機能しておりませんのでしっかりと自己分析をお願いいたします。
 市として「協働」を推進していくために、来年度から、担当する課を設ける予定です。
27 11ページ 方針4)
2.多様な人材を活用できる仕組みの充実
 今でもできることはありませんか。まずは、従来の仕組みの組織を動かしてみてください。もっと積極的に人材活用を促してください。例えばシルバー人材センターの職種の拡充、ボランティア団体の自立化など今でもできることは働きかけてみてください。”協働の指針“ができたらすべてがうまく行くのではなく、まずは従来の関門突破を試みることから。従来の「山」を動かせなくて新しい概念は動きません。
 協働を推進していく中で、ご意見をいただいたようなことは、検討していくべきことと考えております。
28 12ページ 方針5)活動を支援するための協働システムを構築します
 1.やりがいを感じられる協働の仕組みづくり
 (下から9行目)・・が発揮されるよう、市民提案制度の導入を検討します。と表現されていますが、より協働の仕組みを推進させる観点から提案公募制度も範囲に入れた表現で、「・・が発揮されるよう、市民提案制度や行政課題を集約した提案公募型制度の導入も検討します。」と表現しより広い範囲での協働仕組みに表現したらと提案します。 (行政側から市民に提案を求める仕組みの導入)
 いただいたご意見を参考にさせていただき、表現の修正をいたします。
29 12ページ 3.協働のあり方や協働事業の検証・評価
 (下から2行目の終わり)、協働のあり方や協働事業について検証・評価ができるような仕組みを検討します。 と表現されていますが。協働のルールや市民・行政の双方からの検証・評価をした方が良いので、「協働のあり方・ルールや協働事業について市民・行政の双方から検証・評価ができるような仕組みを検討します。」と表現したほうが協働の仕組みとして良いと思います。
 (下から2行目の終わり)、協働のあり方や協働事業について検証・評価ができるような仕組みを検討します。と表現されていますが。協働のルールや市民・行政の双方からの検証・評価をした方が良いので、「協働のあり方・ルールや協働事業について市民・行政の双方から検証・評価ができるような仕組みを検討します。」と表現したほうが協働の仕組みとして良いと思います。
 ご意見のとおり、双方からの検証、評価は必要であると考えます。また、実際にサービスを受けた市民の評価できるような仕組みが必要であると考えますので、表現に加えたいと思います。

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